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キャリア入社4年目!Eコマースにおけるビューティー体験を創造するPMの役割とは?【キャリア入社社員編/仕事紹介①】

【キャリア入社社員編/仕事紹介】の新連載がスタート!
本連載では、資生堂インタラクティブビューティー(SIB)でのリアルな業務内容をDX、IT各本部に所属するキャリア採用で入社した社員にスポットを当てて紹介します。

こんにちは、SIB IT本部 デジタルイノベーション部 デジタルマーケティンググループ の信清です!今回はキャリア採用で入社した社員シリーズ第一弾ということで、SIB入社時の思いや普段の業務など、リアルな状況をお伝えしたいと思います。

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なぜSIBに転職することになったのか

今月でちょうど入社4年目になるのですが、3年前はこんな風に記事を書くことを想像もしなかったので、なんだか感慨深いです。
それでは「なぜSIBに入社したのか」当時を振り返ってお話したいと思います。

当時の私は、とあるベンチャー企業でDirectorとして勤めていました。実は、私が転職活動を始めようとエージェントに登録したのは資生堂の選考5日前。(直前すぎる・・・)
業務は現在の職種と似ている一方で、対応する業務スコープがもっと広く、大変良い経験ではありましたが、今後のキャリアの方向性を考えた時に、プロジェクト推進や課題解決に向けた戦略を考えていく、という方向に絞っていきたいと思い始めたのがキッカケでした。
フワッとそんなことを考えて、エージェントに登録したので、正直転職への熱意はそこまで高くはありませんでした(笑)そして、エージェントの方に自分の考えを伝え、いくつか求人の提案をいただいた中にSIBがあったのです。
近年設立した合弁会社で、Beauty×IT・デジタル推進・・・個人的な印象としては、大手企業とベンチャー的な取り組みの両側面を備えた会社なのでは?という印象でした。
その時点で既に応募したい気持ちが沸き上がっていましたが、「資生堂」というのがやはり大きかったです。私は昔から美容やファッションが好きで、学生時代、その界隈に近い業界でアルバイトをしていたこともあり、美容業界を就職の視野に入れていた時期もありました。
結局、大学院に進学し、新卒では総合系コンサルティング企業に就職することになりましたが、
今考えるとSIBへの転職は、これまで自分が関心を持ってきたことや努力してきた経験が点と点で繋がって、総合的に1つの線になった結果だなと感じます。

ただこれは今だから思うことであって、私が入社する前はまだ、当SIB公式noteの配信などなく、情報源がHPや求人内容のみだったので、その時点では未知の部分もたくさんありました。
特にProject Managerという職種は、スコープが広く、チーム体制やプロジェクトの目的も様々だったりするので、余計に決め打ちしづらいものがあると思います。
そういった自分の経験を踏まえ、この記事では、SIBを検討下さっている方々にも実際に働いた時のイメージがしやすいリアルな内容を書いていきたいと思います!

デジタルマーケティンググループで何をしているのか

業務全体像

まず私が所属しているIT本部 デジタルイノベーション部 デジタルマーケティンググループの業務全体像についてですが、Salesforce Commerce Cloudを使った各ブランドECサイトの導入から運用まで、全てのフェーズを成功に導くために推進、時にはコンサルティングする業務を担っています。

グループの役割は3つに分かれており、Project Manager・Technical lead・Business Analystの3人体制で1つのブランドを担当しています。
※Technical leadに関しては同じグループの武藤さんが担当しているので、こちらの記事も是非読んでみてください!
Headless Commerceで未来のショッピング体験を創造する|資生堂インタラクティブビューティー

仕事内容

私は3つの役割のうちProject Managerとして、プロジェクトの計画から実施、運用までの推進、そしてブランドの課題をヒアリングし、Technical leadやBusiness Analystと協力して解決策の提案をしています。
スコープとしては、ECサイトに関連する部分が中心となっており、資生堂グループのブランドであるIPSAやTHE GINZA、クレ・ド・ポー ボーテなどに携わっていますが、昨年から始動したプロジェクト(Salesforce Commerce Cloud のコンポーザブルストアフロントをIPSA 公式サイトに採用 ~快適な E コマース体験の実現へ向けて~ | 株式会社資生堂のプレスリリース)を推進していることもあり、現在はIPSAをメインで担当しています。
前掲した武藤さんの記事にもある通り、Headless Commerceを推進していくには、運用側の変革も必要不可欠なため、昨年認定スクラムマスターを取得して、運用設計にも力を入れています。(前回の記事:高度専門性スキルの資格取得制度に初挑戦!認定スクラムマスターを取得!|資生堂インタラクティブビューティー
その他には、ECサイトの開発を委託している協力会社さんとのリソース相談やコスト管理、プロジェクト推進に必要な様々な調整を行っています。

1日の業務

では次に、具体的に日々どのように仕事しているのか、1日の大まかなスケジュールを書き出してみました。

  •   9:00~ メールチェック・課題棚卸

    • 様々なブランドや協力会社等から連絡が来るので、朝はまず誰に何を連絡すべきか優先順位付けを行います。

    • 複数プロジェクトがあるため、課題管理ツールを使って更新された課題状況をチェックしています。

  • 10:00~ ブランドA定例会

    • ECサイトの保守や開発案件の進捗状況を確認

    • その他、ブランドから相談事項等を確認

  • 13:00~ チーム定例会

    • 各ブランドの進捗状況や課題の報告。課題1つ1つの専門的な内容はTechnical leadやBusiness Analystに相談して、解決策を検討していきます。

  • 14:00~ 開発パートナー定例会

    • ECサイト開発はほとんど同じ協力会社にまとめて委託しています。
      そのため、この場でそれぞれのブランドの状況、今期発注しているリソース(予算)内に収まっているか、超過しそうな場合、どの案件を削るか等の相談をします。

  • 15:00~ IPSAプロジェクト定例会

    • 各フェーズによって議題が異なりますが、基本的にこういうプロジェクトには、ブランド・SIB・デザイン会社・システム開発会社が参加し、それぞれの観点で今進んでいる内容に問題がないかを確認・議論して方向性を決めていきます。

  • 17:00~ 各会議のまとめやTo-Do整理など

  • 18:00退勤

業務後To-Do整理している様子(汐留オフィス 11Fリラクゼーションスペース)

基本的にいつも定時内で集中して、その日の仕事をやり切り、18:00頃には退勤しています。note編集部のような社内活動も月1回定例があったりしますが、良い息抜きになっていて、フレキシブルな動きが出来るのもSIBの魅力だと思っています。

やりがいと課題感

ここから「資生堂」ならではのやりがい・課題感について触れていきたいと思います。

ブランドとワンチームで、ビューティー体験を創造していくことへ のやりがい

デジタルマーケティンググループは、ブランドとの協力体制が欠かせません。「新たなビューティー体験を創造していくこと」がチームメンバー全員の共通ゴールで、ブランドのデジタル企画やマーケ担当とどうすればそれが実現できるのか?そのためにECサイトをどう改善していくか?いつも腹を割って話し合っています。
SIBの価値は、ブランドチームのアイデアをどうしたらECサイトで効果的に実現できるのか?というところにあります。専門的な強みを持ったメンバーで知識を持ち寄り、解決策を実行に移して成果が出た時の喜びが、最もやりがいに繋がっています。

効率的な運用設計の難しさ

武藤さんの記事にもありましたが、「システムは導入して終わりではなく、いかに効果的に使っていくかが非常に重要」ということがまさに運用設計に関わる部分となります。
運用をシステムに合わせて効率化していく必要がありますが、既存の体制や慣れ親しんだやり方を変えるのは容易ではありません。まずは、マインドセットから変えていく必要があり、そこから体制・フローの見直しなど、様々な擦り合わせが必要となってきます。
ここを変革していくことが難しくもあり、チームで検討しがいのある面白い部分でもあります。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
入社して4年目突入ということで当時を振り返ってみましたが、あのとき応募締め切り5日前でチャレンジをして本当に良かったと思っています!日々のPMとしての業務はもちろんのこと、note活動などを通じて素晴らしい方々と出会い、資生堂でお仕事が出来ていることを幸せに思います。

転職を検討している方々に少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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信清 あゆみ(しんせい あゆみ)

資生堂インタラクティブビューティー株式会社 デジタルマーケティンググループ所属。
大学院卒業後、大手総合コンサルティング会社に入社。その後、ベンチャー企業でのDirector経験を経て、現職に至る。
現在はITプロジェクトマネージャーとして、複数ブランドのECシステム構築や運用に関わっている。



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