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資生堂5つの肌測定、その違いとは?

資生堂インタラクティブビューティー(SIB)の中尾です。今年から肌測定のテクノロジーコンテンツ管理と肌分析データ活用の戦略検討・実行推進を担当することになりました。

突然ですが、資生堂にはさまざまな肌測定があることをご存知でしょうか?またそれらの測定内容の違いや、自分に適したものがどれかを迷ったことはありませんか?
私はこの領域を担当するまで、詳しい内容を理解をしていませんでした。ですので、今回は代表的な肌測定の特徴や違いについて説明したいと思います。
この記事を読んで、肌測定に対する理解を深め、実際に体験したくなってくれたら嬉しいです。

資生堂の代表的な肌測定

  1. 肌パシャ
    Beauty Keyアプリからも利用可能

  2. 店頭肌チェックSKIN VISIOM

  3. Beauty Alive Circulation Check

  4. スマートラディアンスミラー

  5. エリクシールAIスキンアナライザー

※メイク分析に興味がある方はこちらの記事もぜひチェックしてみてください。

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1. 肌パシャ:スマホで簡単に、肌分析

肌パシャは、スマホで顔の写真を撮ることで、肌の状態を簡単に見ることができます。具体的には、「うるおい」「ハリ」「透明度」「美肌指数」「シミ」「シワ」「ほうれい線」の結果が見られます。

肌パシャの分析結果

さらに、過去データも見ることができるため、肌の状態の変化やお手入れの効果もわかります。

肌パシャの過去データ

肌パシャは、簡単にできることが最大のメリットですが、スマホの照明条件など撮影された外部環境によって、結果が異なってしまうことがあります。詳細な数値を見るよりも、大幅な変動がないか、シワやシミが大きく変化していないかを主に確認することで効果的に活用することができます。

2. SKIN VISIOM:店頭で詳しく肌の状態をチェック

SKIN VISIOMでは、肌の状態を詳しく確認することができます。顔全体の写真ではなく、肌に直接センサーを当てて、キメや水分量などを解析します。

肌測定のイメージ(ハンディースキンセンサー)

肌の分析結果は「角層、表皮、ハリ、血色感」から総合的に判定します。
測定には5~10分ほどかかるので、時間がない方には、一つの項目(例えば、キメや透明度、肌色など)だけの測定があります。

SKIN VISIOMによる分析結果

肌の健康診断のようなものなので、定期的に店頭でチェックすることをオススメします。

3. Beauty Alive Circulation Check:美のめぐり測定

Beauty Alive Circulation Checkには、スマホで簡単にできるオンライン版と、店頭のスマートミラーで測定する店頭版の2種類があります。分析結果の項目は、ブランドSHISEIDOが重視している美のめぐりの3大要素、「透明感あふれる輝き」「ハリ・弾力」「なめらかさ」になります。

オンラインBeauty Alive Circulation Checkの分析結果

店頭版では、スマートミラーを使用して温度を計測し、顔全体に温度差がないかも確認できます。

スマートミラーのイメージ

美のめぐりの状態をモニタリングしたい!、ブランドSHISEIDOユーザー向けの肌測定になります。

4. スマートラディアンスミラー:ラディアンス測定

スマートラディアンスミラーでは、SKIN VISIOMと同様に、肌に直接センサーを当てて肌測定をします。
分析結果はClé de Peau Beautéラディアンスである、「肌の色」「肌の質感」「ほおのはり感」になります。

スマートラディアンスミラーの分析結果

Clé de Peau Beautéをご愛用頂いてる方は、ぜひチェックしてみて下さい。

5. エリクシールAIスキンアナライザー:つや玉指数測定

エリクシールAIスキンアナライザーは肌パシャと同様に、スマホで写真を撮るだけで分析ができます。肌パシャとの違いは、分析結果に「つや玉指数」が含まれている点です。

エリクシールAIスキンアナライザーの分析結果

エリクシールの商品を使って、つや玉を目指している方にはぴったりの肌チェックができます。

6. 資生堂の肌測定のまとめと今後について

6-1. 肌測定の違いについて

今回は5つの肌測定方法をご紹介しましたが、それぞれの特徴をご理解いただけましたでしょうか。大まかに言えば、「スマホで簡単に行う方法」と「店頭で詳しく行う方法」で、そのどちらかを選ぶことができます。また、もう一つの選択肢として「ベーシックな肌測定方法」と「各ブランドのコンセプトに合わせた肌測定方法」があります。
ぜひ、自分に合った、資生堂の肌測定を体験してみてください。

肌測定の比較まとめ

6-2. 肌測定の今後について

最後に。もしかしたら、「各肌測定で整合性があるのか」と疑問に思った方がいるかもしれません。
例えば、肌パシャにもエリクシールAIスキンアナライザーにも透明度という指標がありますが、同じ結果になるのでしょうか。答えは、現時点ではそれぞれ異なる結果になることが多いです。これはブランドごとの特徴を際立たせるためです。一方で、「資生堂が提供している別の肌測定で分析したら全然結果が違った!」「どちらを信用すればいいのか?」とならないようにすることも必要と考えています。
肌測定を進化させ、更に良い体験を提供できるように取り組んでいきますので、これからの資生堂の肌測定にご期待ください!

※肌測定データなどを活用したCRMについて興味がある方は、こちらの記事もぜひチェックしてみてください。

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中尾 索也(なかお さくや)
資生堂インタラクティブビューティー株式会社 DX本部 オムニエクスペリエンス推進部 テクノロジーコンテンツグループ 所属。SIer、デジタルマーケティング会社、食品メーカーを経て現職。システム開発から、DX戦略・デジタルマーケティング・新規事業開発・AI開発・データマネジメントを経験。
資生堂インタラクティブビューティーではBeauty DNA Programのビジネス設計やシステム開発等の全体推進を担当。現在は肌測定のテクノロジーコンテンツ管理(肌パシャ等)や肌分析データ活用の戦略検討と実行推進を担当。

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