出社は9か月後。新米パパは男性育休を決めた!
こんにちは。資生堂インタラクティブビューティー株式会社(SIB)の須野原です。今回はSIBでの多様な働き方についてお伝えします。
SIBでは社員の健康と自己成長を目的として、働きがいのある職場の実現を目指した多様な働き方やワークライフバランスの充実に取り組んでいます。
その取り組みの一つに、介護や子育てに関わる制度があります。
今回は、長期育休を取得した社員の黒田さんにインタビューしました!
■長期男性育休を取ろうと決めた理由は?
シンプルに、人生でそう何度もない0歳児の育児を経験したかった、というのが長期育休を取ることにした理由です。
また、夫婦揃って関西の出身ですが、長めの育休を取ることが叶えば、地元に帰ってお互いの両親にも子供(=両親にとっての孫)と過ごす時間を共有できると考えていました。
私の業務領域はIT関係で、PCからインターネットに接続できれば場所を問わず業務ができる状況でした。コロナ以降はテレワークによる働き方が中心で、もし育休が取れなかったとしても、テレワーク主体の勤務ができたら助かるな、と思っていました。
■長期育休を決めた際の周囲の反応は?
・会社メンバー
出産予定月の半年ほど前に、上司に育休の取得について相談をしましたが、たまたま上司2人ともお子さんがいることもあり、共感を以って理解してくれました。
また所属グループでは、直近1年のうちに男性が約1か月間の育休を、女性が1年間の産休・育休を取得していたこともあり、周りのメンバーの理解も得られやすかったように感じます。
・家族
妻は、育児の負担を共有できると喜んでくれました。
一方で、男性が長期の育休を取るケースはまだ少ないこともあり、私の父親は「そんなに休んで復帰した後の仕事は大丈夫なのか?」と心配していたように思います。
■育休前の仕事のやりくりや引継ぎなどはどう行った?
普段から定常業務よりプロジェクト型の業務が多いので、新規のプロジェクトは同僚に任せ、既にスタートしていたプロジェクトは育休前から後任メンバーにも参画してもらうことで、少しでもスムーズに引き継げるよう準備しました。
念のため私用の連絡先を伝え、何かあれば休み中でも連絡がつくようにしていましたが、連絡が来ることはほとんどありませんでした。
■育休を取得して良かったこと、大変だったことは?
育児の大変さが理解でき、だいたいの育児は一人でもできるようになりました。出生直後の新生児期は昼夜関係なく、就寝後も数時間ごとに起こされるため、生活リズムが崩れ、睡眠時間も削られ、振り返ってみると辛かった思い出ですが、地元関西でお互いの両親に孫と過ごす時間を共有できたのは、とても良かったです。双方の両親は非常に喜んでくれ、進んで育児や家事を手伝ってくれたため、非常に助かりました。
■育休中のプライベートの役割分担は?
「午前は私、午後は妻」のように毎日数時間はどちらか片方で育児をするようにし、お互いが育児から解放される自由時間を取るようにしました。その時間でジムに行ったり、勉強したり、睡眠時間を補ったりしていました。
おかげで気になっていたIT技術領域の勉強ができたので、資格を取得することができました。仕事をしながらでは勉強時間の確保がなかなか難しいので、とても有益でした。育休からの復帰後の業務に活かしたいと思います。また平日休みを利用して、1週間程度の国内旅行ができたのも良い思い出です。
家事の面で両親からのサポートが得られたことも大きかったと思います。
■育休から復帰して大変だったことは?働き方に変化はありましたか?
休みが長くなると、やはり仕事の感覚が鈍っている感じはしました。8時間PCに向き合うのがかなり辛かったです。
良かった変化としては、生活リズムが朝方になりました!以前は朝が苦手で起床が遅く、仕事の開始も終了も遅かったのですが、子供ができてからは早起きして仕事を始め、その分早く切り上げるようになりました。
■これから男性育休を取ろうと考えている方に一言!
ぜひ取得することをオススメします。
実際には各自の担当業務や周りのメンバーの状況にもよるでしょうが、できれば1~3か月ぐらいは育休を取得し、新生児の育児を集中してやるのがいいのではないかと思います。
育休中、パートナーのサポート無く1人で育児をすることは、肉体的にも精神的にも大変だと身をもって感じました。たとえパートナーが育休を取られていたとしても、育児を分担し、お互いが育児のオペレーションをよく理解しておくに越したことはないと思います。ITっぽく言うと、冗長性が担保されて子供への育児サービスの可用性が高まりますよ!
SIBでは働き方や働く場所など、柔軟に対応できる制度が整っています。
ぜひチェックしてみてください。