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2026年新卒者向け 資生堂デジタルマーケティング職インターンシップを実施

こんにちは。資生堂インタラクティブビューティー(SIB)の奥田です。

資生堂グループでは、一部の職種でインターンシップを開催しており、今年9月には、2026年新卒者向けのデジタルマーケティング職インターンシップを実施しました。

実は私も4年前にこのインターンシップに参加しました。そして入社後は、インターンシップの企画・運営の一部を担当しています。参加者に近い目線でこのプロジェクトに関わることができ、とても感慨深いです。入社にあたっての思いや入社後の活動は過去の記事 に記載していますので、ぜひ読んでみてください♪

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インターンシップ情報

2026年度入社希望者向けデジタルマーケティング職インターンシップの詳細はこちら をご確認ください。
※2026年の受付は終了いたしました。

実施概要

資生堂では、お客さま一人ひとりの嗜好に合わせたビューティー体験を提供していくべく、多様なデータ・コンテンツを取り込んだデジタルプラットフォームの構築、データドリブンな事業活動も加速していきます。そのために、デジタルマーケティング職の方は、デジタルツール・スキル・考え方を活用し、お客さま一人ひとりに寄り添った「心躍る美容体験」の創発を目指します。
当インターンシップでは、デジタルにおけるお客さまの体験価値創発(例:アプリやイベントの企画など)を体感できるプログラムをご用意しています。

インターンシップの構成

インターンシップは言い換えれば職場体験です。参加していただいたみなさんに資生堂デジタルマーケティング職への理解を深めてもらうだけでなく、その先の成長を実感してもらえるような構成で実施しました。

ワークテーマ

今回のテーマは「ブランド戦略と目標に対するデジタル施策・サービスの企画提案を行う」というものでした。実務でも、他の組織と協業してデジタル施策やサービス企画を行うことが多いので、このテーマを選びました。さらに実務に近い環境を作るために、ブランドの課題や戦略、市場動向、生活者情報などのデータを提供し、それを元に戦略や施策を検討してもらいました。もし私が参加者の立場だったら、情報量に圧倒されて迷子になっていたと思います(笑)

進め方・スケジュール

2日間は個人ワーク・グループワーク・発表・フィードバック・座談会という内容で実施しました。

タイムスケジュール

個人ワークでは、与えられた情報に対して、まずは個人としてのアウトプットを作ってもらうため、データ分析・課題の特定・打ち手の検討を実施しました。

個人ワークの様子

その後グループに分かれて、各自のアウトプット元に、チームとしての企画を検討。グループワークでは、個人ワークの作業に加えて、ターゲットの特定やカスタマージャーニーの作成も実施してもらいました。最終日にはチームごとに発表を行い、社員からのフィードバックも行いました。

社員からのフィードバック

インターンシップ企画の裏側

デジタルマーケティング職のインターンシップは始まったばかり

デジタルマーケティング職のインターンシップは、まだ歴史が浅く、今回が3回目。まだインターンシップの形式が確立されていないため、今回は各部署のメンバーが集まり、通常業務を行いながら、ワークの策定や当日の提供資料・データ作成、評価項目まで、一から作り上げました。

ワーク策定手順は以下の通りです。
【ワーク作成の流れ】
1. ワークの全体像を考えます。
2. 必要な定量/定性データを準備します。
3. 1と2の情報を元に、実際の回答を作成します。
4. 情報が不足していたり、回答に詰まったりする箇所を洗い出し、追加のデータや考え方のヒント資料を作成します。
5. 3と4を繰り返し、内容をより充実させていきます。

  1. ワークの全体像を考えます。

ワークの内容を充実させる過程で、以下の3点を意識しました。特に②に関しては、プロジェクトメンバーの中に私を含め入社3年目のメンバーが2名いたため、参加者に一番近い立場として、自由な発想ができるか、参加者が持っている知識のレベルによって回答が偏らないかなど、意見を出し合い、ワークの内容に反映しました。

【ワーク策定で意識したこと】

  1. 実際の職務内容に近いワークを再現すること。

  2. 参加者にとって成長できる課題の内容であること(簡単すぎず、難しすぎない難易度であり、自由な発想が可能であること)。

  3. 求める人財像に合わせて評価が可能であること。

入社3年目で新卒インターンシップを企画する難しさ

企画を担当して一番大変だったのは、ワークにおいて実務経験のない戦略策定やKPI設定などの上流工程が含まれていたことです。プロジェクトメンバーの議論についていけなかったり、先輩から指示された資料のアウトプットイメージが全く分からなかったりと、困惑することもありましたが、実務以外のプロジェクトでKPI設計を勉強する貴重な機会を得ることができました!

インターンシップが終わって振り返り・今後に向けて

無事インターンシップを実施することができ、まずはほっとした…というのが正直な感想です。
一方で、参加者の回答を評価できるワーク作りの難しさを実感しました。回答を自由に発想できる幅を残しつつ、評価者に依存しない評価基準を作ることはまだまだ課題だと感じています。
そして、資生堂のデジタルマーケティング職のインターンシップはまだ歴史が浅いですが、参加してよかった、成長できたと思ってもらえるインターンシップを実施できるよう、より内容を充実させていきたいです。

参加者の声

今回の参加者は、理系/文系、学部生/大学院生問わず様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。参加者のコメントを一部紹介します!

デジタルマーケティングの施策立案の経験を通じ、数字やデータを利用して課題を把握することや、消費者の目線に立ち「なぜこうなのか」を詳しく深める姿勢が重要だと感じました。

張り詰めた緊張感と脳に汗をかく体験でしたが、沢山学びになることがあり、ワクワクしっぱなしの充実した2日間でした。

最後に

私がインターンシップに参加したときは、マーケティングの理解がなく、大量のデータを読み込み提案することにハードルを感じました。しかし、インターンシップを通じてデジタルマーケティングの印象が変わりました。キラキラした華やかなイメージのみを持っていましたが、データをもとに課題を論理的に解決する必要があることを理解でき、さらに志望度が上がりました。生活者インサイトを捉えながら事業を作り、新しい提案ができる環境が魅力的でした。

今回は、まだ就活を始めたばかりの学生だったり、他の業界・職種を目指している参加者だったり、様々な方が参加していました。世の中には色々な企業があり、企業ごとに様々な強み・魅力があります。社会人1年目の選択として、自分なりの軸を持ち、納得感を持って入社する企業を決められるように、インターンシップという場をうまく活用してほしいなと思います。

今回のインターンシップを通して、資生堂のデジタルマーケティング職に興味を持ってくれた方がいればとても嬉しいです!新しいメンバーと一緒に働けるのを楽しみにしています♪

(執筆者:奥田 玲子)

資生堂インタラクティブビューティー株式会社 オムニエクスペリエンス推進部 オムニPBPリレーショングループ所属。 2022年に新卒で資生堂に入社。「Beauty DNA Program」の立ち上げから運用に従事し、現在はオンラインビューティー運用業務を担当。週末はホットヨガに明け暮れている自称yogi。